パッチワーク 傑作2人用ボードゲームのルールとコツ 家族で遊んだ感想・評価を紹介

2025年01月

※この記事には広告表現を含みます 

こんにちは!
子持ちボードゲーマーのツカヤです!!

以前に家族でとある推理系ボードゲームを遊んでいたところ「キルトパッチワーク」という単語が妻から出たんですね。

推理役の高校生の娘に「これは良いヒントだ」と言わんばかりの自信満々の妻。

しばらく沈黙したあと、娘の口から衝撃の言葉が。

「キルトパッチワークってなに??」

「はあ? 家庭科の授業でやったことあるでしょ?」

「え? 知らないけど」

……これがジェネレーションギャップか。今の子って家庭科でパッチワークやらないんだなあ。

そんなショックに打ちのめされた僕が今回紹介するのは、2人用ボードゲームの傑作パッチワークです。

 

ツカヤ
ツカヤ

この記事では主に

  • パッチワークのルールと遊び方
  • パッチワークを遊んだ家族の感想と評価
  • パッチワークを遊んだときの様子
  • パッチワークのコツと戦略

について紹介しています。

商品情報
プレイ時間30分
対象年齢:8歳~
プレイ人数:2人
販売元:
ホビージャパン
ゲームデザイナー:ウヴェ・ローゼンベルク
販売価格:3,300円(税込)
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ホビージャパン(HobbyJAPAN)
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パッチワークどんなゲーム

パッチワークは9×9マスのボード上に布地タイルを配置していき、どちらが素晴らしいパッチワークキルトを作れるかを競う2人用ボードゲームです。

紳士淑女の諸君がティーカップ片手に談笑しながら楽しむほのぼのまったりゲーム、に見せかけて内容はガチ。

ルールを確認した途端、僕のなかの紳士淑女がスマブラよろしくハンマー持って暴れだしました。

パズル要素あり、展開調整あり、妨害ありと見た目に反してがっつりとした対戦ゲームとなっています。

 

ゲームデザイナーはアグリゴラなどの人気ゲームを手掛けたウヴェ・ローゼンベルク氏。

過去にドイツ年間ゲーム大賞2015で推薦リスト入りし、ドイツゲーム賞2015では10位にランクインしています。

パッチワークの内容物

以下がパッチワークの内容物です。

パッチタイルを含めていくつかの細かいパーツは紙製なので、破損には注意しましょう。

①時間ボード    1枚
②キルトボード   2枚
③時間マーカー   2個
④ポーンコマ    1個
⑤パッチタイル   33枚
⑥スペシャルパッチ 5枚
⑦特別タイル    1枚
⑧ボタンチップ   50枚
⑨説明書      1枚

パッチワークのゲームの準備

パッチワークのゲームの準備について紹介します。

パッチワークは2人用ゲームではあるのですが、けっこう広いスペースを使うので床などでやるのが無難です。

「我が家自慢のテーブルはドデカイざます!」

という方はテーブルでもOK。

①キルトボードとボタンチップを配る

各プレイヤーにキルトボード1枚とボタンチップ5枚を配布。

プレイヤーはこのキルトボードをキレイに埋めることを目的にゲームを進めていきます。

②時間ボードを配置

場の中央に時間ボードを配置します。時間ボードは裏と表でデザインが異なりますが、それ以外の差はないのでお好きな方をどうぞ。

 

配置後、時間ボード上にスペシャルパッチ(1マスのパッチ)と時間マーカーを置いていきます。

③パッチタイルを並べる

準備ができたらパッチタイルを時間ボードを中心にして円形に並べていきましょう。

置く順番とかはないので、好きに並べてOK。

 

パッチタイル配置後、ポーンコマをもっとも小さいパッチタイル(2マス)の左横に置きます。

パッチワークのルールと遊び方

パッチワークのルールと遊び方について紹介、する前にパッチワーク特有のルールについて先に触れておきます。

前提としてパッチワークは自分の手番が交互にくるゲームではありません。

じゃあどうするのって話なんですが、時間マーカーが後ろにあるプレイヤーが常に手番を行います。

 

やり方によっては2~3回連続で行動することもできるってわけですね。

時間マーカーが同じ位置にあった場合は上にある方のプレイヤーの手番となります。

①アクションの選択

手番のプレイヤーは以下の2つのアクションから1つを選択します。

①時間マーカーを進める
②パッチタイルを取る

①時間マーカーを進める

出番プレイヤーは自分の時間マーカーを対戦プレイヤーの時間マーカーの1マス先まで進めます。

その後、時間マーカーを進めたマス数分ボタンチップを受け取りましょう。

 

5マス進めた場合、ボタンチップを5枚ゲット!

ボタンを貯めたいときや、パッチタイルを取りたくないときなどに利用します。

②パッチタイルを取る

●ステップ1

出番プレイヤーはポーンコマから最大で3つ先までのパッチタイルから1枚を選択。

 

選択後パッチタイルに書かれている値段分のボタンチップを支払うことで、そのパッチタイルをゲットできます。

 

ポーンコマは元々パッチタイルが置かれていたところに移動させましょう。

 

●ステップ2

ゲットしたパッチタイルを自分のキルトボードに配置します。

置く場所に決まりはありません。またパッチタイルの向きや裏表は自由なので好きに置いて大丈夫です。

 

このとき7×7のマスをすべて埋めることができたプレイヤーは、特別タイルを受け取ることができます。このタイルは後述する得点計算のさいに7点にできるんです。

早い者勝ちなのでガンバってゲットしましょう!

 

●ステップ3

キルトボードに配置した後はパッチタイルに書かれている砂時計の数字分、自分の時間マーカーを進めます。

 

②特別マスの処理

時間ボードには特別な効果を持ったマスが2つ存在します。

アクションを繰り返し、特別マスを通過したら処理を実行しましょう。

①スペシャルパッチ
②ボタンの決算

①スペシャルパッチ

スペシャルパッチが置かれた場所を通りすぎたプレイヤーは時間ボード上に配置されたスペシャルパッチを受け取ることができます。

 

受け取ったスペシャルパッチはすぐに使用する必要があるので注意!

取っておいて後から使う、ジャマだから使わない、ということもできません。

 

まあ「スペシャルパッチ、マジでいらねえ」みたいになることは中々ないので安心してください。

なおスペシャルパッチの獲得は先着順なので、あとから通過したプレイヤーはもらうことができません。

②ボタンの決算

時間ボード上に描かれたボタンのマークを通りすぎたプレイヤーは、ボタンの決算を行うことができます。

 

自分のキルトボード上のボタンの数(パッチタイルに描かれています)だけボタンチップをゲットすることが可能。

 

ボタンマークが多ければ多いほど、ゲームを有利に進めることができるってことですね。

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パッチワークの終了・勝利条件

2人の時間マーカーがゴールに到達した時点でゲームは終了。

そのまま得点計算に入ります。

ゲーム中にゲットしたボタンチップがそのまま得点となります。

ボタンチップを20枚持っていたら20点獲得ってことですね。

 

「マジで!? ボタンチップ使わずにとっておいてよかったあ」

といきたいところですが、ここからマイナス点の計算に入ります。

各プレイヤーは自分のキルトボード上の空きマスの数を確認。1マスにつきマイナス2点として得点からひきます。(9マス空いていたらマイナス18点)

 

ボタンチップをたっぷり貯め込んでいたのに、空きマスのせいで得点がマイナスに。

なんてこともよくあるので、空きマスが出ないようにがんばってキルトボードを埋めましょう!

 

得点計算終了後、得点の高かったプレイヤーが勝利です。

同点の場合は先にゴールにたどり着いたプレイヤーが勝利となります。

パッチワーク通常版と冬の贈り物に違いはない

パッチワークには通常版とは別に「冬の贈り物」というバージョンがあります。

「え? じゃあどっちを買えばいいの?」

となったアナタ!

ご安心ください。この2つの遊び方は完全に同じなので、どちらを購入してもパッチワークが楽しめます。

2つの違いはただ1つ。デザインです。

通常版のパッチワークと異なり「冬の贈り物」はクリスマスをイメージした鮮やかな色合いのデザインになっています。

遊び方は同じなので、好みのデザインの方を選んで大丈夫です。

あ! あと「冬の贈り物」にはクッキーの型がオマケでついてきます。2つになっちゃった

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パッチワークのシリーズ

パッチワークには先述した「冬の贈り物」以外にもいくつかの種類があるので、そちらも紹介してきます。

パッチワーク ドゥードゥル

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パッチワーク ドゥードゥルは2人用ボードゲームであるパッチワークを最大6人で遊べるようにアレンジした作品です。

鉛筆やダイス、描画シートといった通常のパッチワークでは使わないアイテムを使ってゲームをプレイします。

パッチワーク:10周年記念バージョン

パッチワーク:10周年記念バージョンはパッチワーク発売から10周年を記念して作られた限定品です。

基本の遊び方はそのままに、1人でも遊べるオートマルールが追加されています。

パッチワークのコツ・戦略

「どうせゲームを遊ぶなら勝ちたい!」

という方のために僕がパッチワークを遊んで気づいたゲームのコツや戦略を紹介します。

①ボタンマークの描かれたパッチタイルを優先して取る
②序盤はパスも選択肢に入れる
③中盤からは空きマスを失くしていく

①ボタンマークの描かれたパッチタイルを優先して取る

ゲーム序盤にパッチタイルを取るときはボタンマークがついているものを優先して取っていきましょう。

ボタンマークは「ボタンの決算」のたびに効果を発揮してくれますが、後半になるにつれて効果を発揮する機会が減っていきます。

早い段階でボタンマークのついたパッチタイルを取っておけば、それだけ恩恵を受ける機会が増えるのでゲームを有利に進めることが可能です。

②序盤はパスも選択肢に入れる

序盤のうちは資金的な余裕がないうえに、収入の手段が限られています。

そのためボタンマークのないものや、高額なパッチタイルを購入してしまうと欲しいパッチタイルを購入することができないという事態に。

欲しいパッチタイルがないときは、ムリをせずにパスを積極的に使っていきましょう。

③中盤からは空きマスを埋めていく

中盤から終盤にさしかかったらキルトボードの空きマスを埋めていきましょう。

順調にゲームを進めていくと資金的な余裕ができる反面、時間的な余裕がなくなってきます。

そのため中盤以降はボタンマークに固執せず、空きマスを埋められるパッチボードを狙っていくのがオススメです。

空きマスのマイナス点はバカにならないので、かなり重要な要素となっています。

パッチワークのプレイ記録

簡単な流れ程度ですが、僕がパッチワークを妻と対戦したときの様子を紹介します。

妻との対戦

妻と対戦!

ゲームに誘った側として負けるわけにはいかない!!(そんなルールはない)

 

先行は妻。

タダで手に入るパッチタイルを初手で取られて焦るが、気を取り直してボタンマークのあるパッチタイルを優先してゲットしていく。

妻は安いパッチタイルを優先して取っていく戦略のよう。

妻の方がキルトボードが埋まっていて、内心ちょっと焦る(再び)

 

妻に続いて僕もゴール!!

けっこうマスが空いちゃったけど、ボタンマークのあるパッチタイルを優先して取ったおかげでボタンチップの数は十分。

マイナスどんと来い!!

さてマイナス点は……3、32点!? 予想以上のマイナス点にビビりながら得点を計算。

僕の獲得点が36点なので、最終結果は4点。マジか。こんなに減るの。

さて気になる妻の獲得点はというと、マイナス点こそ少なかったもののボタンチップの数が少なかったため最終的な獲得点は1点。

なんとも低次元な争いになってしまいましたが、3点差でなんとか勝利!!

パッチワークの評価

パッチワークの評価
3.75/5.00点
※評価の内訳や感想については記事内で紹介しています。

パッチワークを実際に遊んだ家族の感想

パッチワークを実際に遊んだ家族の感想を紹介します。

妻の感想

ちょっと場所を取るけど、2人用ボードゲームとして手軽に遊べるのがいいね。

どのパッチタイルをいつ取るのか、ただ買えば勝てるわけじゃないっていう戦略性の高いのところが面白い。

娘の感想(高校生)

砂時計の数と残りのフィールドのマス数を考えつつコインと相談して買ったり、マスを進めたりするのが楽しかった。

相手のコインの枚数や、空いてるマスを見ながらどのマスを取ることにより妨害することができるのもいいね。

息子の感想(小学生)

自分でパーツを集めて形を作っていくのが面白かった!

たくさんボタン集められると楽しい。

パッチワークの口コミ

パッチワークの口コミを紹介します。

パッチワークの良い点と悪い点

パッチワークの良い点と悪い点について紹介します。

悪い点

遊ぶときにけっこうなスペースが必要

プレイ時は思った以上にスペースが必要になります。サイズにはよりますがテーブルで遊ぶのはちょっとオススメしません。

まあ畳一畳分、とまではいかないので床で遊ぶ分には問題なし。

紙製パーツの強度が少し心配

コンポーネントの多くが紙製なので強度に少々不安がありますね。

しっかりとした作りではあるので折れ曲がるなんてことはありませんが、角欠けとかはけっこう簡単にします。

過剰に気にする必要はありませんが、保管時は注意しましょう。

良い点

戦略性が高い

コマを動かすかパッチタイルを集める、そんな2つのアクションしかないにも関わらずパッチワークは高い戦略性をもっています。

パズルをきれいに完成させるために必要なパッチタイルはどれなのか、パスをするタイミングは、ボタン付きのパッチタイルをいつまで集めるか、相手の欲しいパッチタイルはどれか、などなど。

考えることはとても多い。

考えた結果、自分の戦略が上手くハマった瞬間は最高です。

見た目が良い

好みにはよると思いますがシックな見た目のパッチタイルを並べられたキルトボードは、なかなかに見た目がいいです。

勝ち負けはを楽しむのはもちろんですが、完成したパッチワークを見せ合うだけでもけっこう盛り上がりますよ。

2人用ボードゲーム パッチワークのまとめ

息子の評価(小学生)★★
娘の評価(高校生)★★
妻の評価★★
僕の評価★★
総合評価3.75

 パッチワークの悪い点 

  • 遊ぶには広いスペースが必要
  • 強度がやや心配

 パッチワークの良い点 

  • 高い戦略性がある
  • 見た目が良い

以上がパッチワーク 傑作2人用ボードゲームのルールとコツ 家族で遊んだ感想・評価を紹介でした。

遊ぶときにけっこうなスペースが必要なことに驚かされましたが、ゲーム自体はとても面白かったですね。

パッチタイルの選択と獲得するタイミング、相手のキルトボードを確認して必要なパッチタイルを読み妨害、と考える要素が多く高い戦略性をもっています。

勝負が終わったあとに完成したキルトボードを見るのもまた楽しい。

2人用ゲームを探している人には、ぜひとも遊んでほしいボードゲームです。

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他にも面白いボードゲームをたくさん紹介していますので、よかったら別の記事も読んでみてくださいね!!

 

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