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こんにちは、ツカヤです!
今回は手札のカードをすばやく出して料理の完成を目指す、スピード勝負の白熱カードゲーム 音速飯店を遊んでみました!
この記事では主に
- 音速飯店の基本ルールと応用ルール
- 音速飯店を家族で遊んだレビュー
- 音速飯店の魅力
について紹介しています。
家族と盛り上がれるボードゲームを探している人や、購入するか悩んでいる人は、音速飯店の基本ルールや応用ルールを知りたい人はぜひ参考にしてみてください!
対象年齢:6歳~ 人数:2~6人 プレイ時間:15分 準備:カード、中華トレイ、メニュー表 発売元:株式会社すごろくや ゲームデザイナー: SAKURA-GO-ROUND イラスト:CHIHIRO YOSHIDA 販売価格:¥1,320(消費税10%込) |
目次
音速飯店ってどんなゲーム?
音速飯店は「タン」や「メン」「チャー」などの具材カードを、中華料理を作るようにスピード勝負で中央のトレイにカードを重ね、いち早く手札のカードを無くすことを目的としたボードゲームです。
ルールがシンプルで悩む要素がなく、ゲーム中は無心になってカードを出していくことになります。
トランプのスピードをイメージしてもらうと分かりやすいですかね。
後述する応用ルールでは、一転して反射神経を必要としなくなります。
音速飯店の内容物
音速飯店の内容物について説明します。
・具材カード 57枚
・とりけしカード 3枚
・中華トレイ 1個
・説明書
具材カード
「メン」や「ラー」「チャー」「タン」といった料理名の一部が書かれた円形のカードです。
この具材カードを中華料理名と一致する順番で素早く出していきます。
1枚目「タン」
2枚目「タン」
3枚目「メン」
1枚目「ミソ」
2枚目「ラー」
3枚目「メン」
といった具合ですね。
とりけしカード
とりけしカードは具材カードではない特別なカードです。
このカードでは料理を作ることはできません。
料理名が完成する前に割り込むように、とりけしカードを出すことで現在の料理作りを取り消すことができるんですね。
1枚目「タン」
2枚目「タン」
3枚目「とりけし!」
みたいな感じですね。
とりけしカードが出された場合は、また始めから料理名完成を目指します。
手札の具材カードを出すチャンスが潰されるので、他プレイヤーからするとたまったものではありません(笑)
なお、とりけしカードは料理名と料理名の合間には出せないので注意です。
「ラー」「メン」で終わった直後には出せないってことですね。
出せるのは「ラー」のあとなど、料理を作っている最中になります
中華トレイ
具材カード及びとりけしカードを入れるための中華トレイ型の器です。
この中華トレイの中に容赦なくカードが叩き込まれていくので、傍から見ているとなかなかの迫力ですよ(笑)
昔のラーメン丼を彷彿とさせるデザインなので、個人的にホッコリしました。
説明書
「遊び方」や「勝利条件」「応用ルール」が書かれています。
また、ゲーム進行で重要となる「お品書き」も書かれているので、ゲームに慣れるまでは必須です。
ゲームが白熱してくると、お品書きにないオリジナル料理が爆誕するというルール違反が発生することもあるので目を光らせておきましょう(笑)
エビ! ラー! メン!
よし上がり!!
パパ、そんな料理ないよ
音速飯店のゲームの準備
音速飯店を始める前の準備について説明します。
①中華トレイを設置する
②カードをシャッフルする
③カードをプレイヤーに配る
④開始の合図
①中華トレイを設置する
全プレイヤーの中央にカードを入れるための中華トレイを設置します。
あまりシビアにする必要はありませんが、不公平になるので極端に1人のプレイヤーに寄せないように注意しましょう。
カードを置く距離が短くなるので、ハンデとして寄せるのはありかもです。
②カードをシャッフルする
とりけしカード3枚を含めた具材カード60枚をすべてシャッフルします。
ただ、カードが円形なためシャッフルはかなりやり辛かったですね。
(TCGも良くプレイするので、カードのシャッフルには馴れているつもりだったんですが)
もしやり辛いと感じたら、テーブルなどの平らな面にカードを広げてグチャグチャに混ぜるやり方がおススメです。
ただし、カードが傷つかないように注意。
③カードをプレイヤーに配る
カードシャッフル終了後、裏面(「音速飯店」と書かれた赤い面)が上になるように全プレイヤーに
均等にカードを配ります。
カードは1枚も残すことなく配り、ゲーム開始までカード表面は見てはいけません。
④開始の合図
カードが配り終わり、全プレイヤーの心の準備が完了したら「ちゅうも~ん!」の合図でゲームスタートです。
やる気が溢れすぎてフライングしないように注意しましょう。
ルール違反ですからね(笑)
音速飯店のゲームの勝利条件
試合を繰り返し1人だけがカードを出し切り、他のプレイヤーが脱落したらその人が優勝です!
もし誰もあがれないまま「今出せるカードがない詰み状態」になった場合は、手持ちのカードがもっとも少ない人が優勝です。(優勝者が2人以上の場合もあり)
音速飯店のルールとゲームの流れ
音速飯店のルールとゲームの流れを紹介します。
①料理名のはじまりとなる具材カードを出す
②料理名の続きとなる具材カードを出す
③料理名が完成したら次の具材カードを出す
④試合終了と繰り返し
⑤優勝者の決定
①料理名のはじまりとなる具材カードを出す
開始の合図と同時に各プレイヤーは手札の具材カードを1枚ずつ早い者勝ちで中華トレイに入れていきます。
(「音速飯店」にターンというお行儀の良い概念はありません!)
具材カードを出すときは、その具材名を大きな声で呼びながら出しましょう!
最初はこのルールを知らずに無言でカードを出していたのですが、全然盛り上がりませんでした。
声を出すのってスゴク重要!
ただし、注意が1つ。
最初に出す具材カードは、料理名の始まりとなるカードである必要があります。
「ラー」や「タン」「チャー」といったカードを出すことはできますが、「メン」や「ハン」「マイ」といったカードは出せないということですね。
最初に出せるカードの例 「ラー」「シオ」「タン」「チャー」 |
②料理名の続きとなる具材カードを出す
最初に出された具材カードの続きとなる具材カードを出していきます。
「ラー」が場に出ていた場合、次に出せる具材カードは「メン」といった具合ですね。
料理名の順番を入れ替えてカードを出すことは出来ないので注意!
「タン」「メン」「タン」みたいにカードを出すのはダメってことですね。
具材カードは1枚ずつ出す、具材名を叫ぶ、といった基本ルールはそのままです。
③料理名が完成したら次の具材カードを出す
料理名が完成したら、次の料理名完成を目指してカードを出します!
料理名の始まりとなる具材カードであれば、なにを出してもOK。
早もの勝ちなので、ガンガンカードを出しちゃってください。
最初に出せるカードの例 「ラー」「シオ」「タン」「チャー」 |
④試合終了と繰り返し
手持ちのカードを全て出し切った人から「あがり!」と宣言してゲームから抜けていきます。
ただし、音速飯店はまだまだ終わりません!
残ったプレイヤーは、下記の条件が満たされるまでゲームを続行します。
- 手札の残ったプレイヤーが1人だけになる
- 複数のプレイヤーは今出せるカードが無い<詰み状態>になる
手札を失くすことが出来たプレイヤー以外は、そこで脱落です。
脱落しなかった残りプレイヤーで、再度ゲームを開始します。
⑤優勝者の決定
①~④の手順を繰り返し、1人のプレイヤーだけが手持ちカードを出しきり、他プレイヤーが全て脱落したらゲーム終了!
残った1人のプレイヤーが音速飯店の優勝者です!
音速飯店の応用ルールについて
音速飯店ではスピード勝負の基本ルール以外にも、2つの応用ルールがあります。
その名も「美食衰弱」と「気紛賄飯」!!
「美食衰弱」は神経衰弱を、気紛賄飯は麻雀的なゲームだと思うとイメージしやすいですかね。
●2つの応用ルール
①美食衰弱
②気紛賄飯
①美食衰弱(応用ルール1)
1つ目の応用ルール「美食衰弱」は裏向きに広げられたカードをめくっていき、お品書きにある料理名を完成させることを目的とした遊び方です。
ちょっと変わった神経衰弱って感じ。
●ゲームの準備 ①全カードを裏向きの状態で重ならないように広げる ②じゃんけんなどの適当な方法で、スタートプレイヤー(料理長)を決定する ゲームの進行はスタートプレイヤーから時計回りに進む ●ゲームの流れとルール ①ターンプレイヤーは裏向きになったカードを1枚ずつめくっていく ②めくったカードがお品書きにある料理名と一致すれば、そのカードを受け取ることができる 料理名は順番が通りなくてもOK (1枚目「メン」 2枚目「ラー」 3枚目「シオ」でも大丈夫) 料理を揃えたプレイヤーは、続けてカードをめくることができる ③料理名が揃わなかったらカードを裏向きに戻して、次のプレイヤーに手番を移す ④この流れを繰り返し、全プレイヤーが「もう揃わない!」と同意したらゲーム終了。 獲得したカードを枚数を数え、もっとも枚数の多いプレイヤーが勝利!! |
なお、2枚のカードをめくった時点で料理名が完成していた場合、3枚目をめくって別の料理名を狙ってもOKです。
「ラー」「メン」で料理名は完成したけど、もう1枚めくって「シオ」「ラー」「メン」を狙ってもOKってことですね
②気紛賄飯(応用ルール2)
2つ目の応用ルール「気紛賄飯」は山札からカードを1枚引いて1枚捨てるを繰り返し、料理名を揃えることを目的とした遊び方です。
麻雀が近いのかな?
●ゲームの準備 ①全カードをよくシャッフルし、各プレイヤーにカードを配る。残ったカードは山札とする プレイヤー2~4人:7枚 プレイヤー5、6人:5枚 ②じゃんけんなどの適当な方法で、スタートプレイヤー(料理長)を決定する ゲームの進行はスタートプレイヤーから時計回りに進む ●ゲームの流れとルール ①ターンプレイヤーは山札からカードを1枚引く ②料理名がそろったら自分の前に完成したカードを並べるか、場に出しているカードに引いたカードを足す 料理名が完成せず、足すことも出来ない。または引いたカードを使いたくない場合は何もしなくてもOK ③手札の中からカードを1枚選択し、捨て札として場に出す ④手番を次のプレイヤーに移す ●ゲームの勝利条件 プレイヤーが2~4人のときは8枚、5・6人のときは6枚のカードを場に出すことができれば、そのプレイヤーが勝利! ●最後の1枚について 自分が勝つために必要な最後の1枚を誰かが捨てたら「いただきます!」と宣言して、そのカードをもらうことができる もらった1枚と必要ならば手札のカードと組み合わせて場に出したら、そのプレイヤーの勝利! |
捨てたカードで上がれると、かな~り悔しいです(笑)
音速飯店 家族レビュー
最初間違えて無言プレイした時はぜんぜん盛り上がらなくて、肩透かしを食らった気分でしたが、声を出してプレイした途端別物になりましたね。
もう場が盛り上がる盛上る!
意図せずにオリジナル料理が出来て笑い声が上がったり、料理名の宣言が被って負けた方が悔しそうにしたり。
家族みんなが笑顔になれる良ゲーでした!
妻の感想
最初はバカにしてたけど、思ったよりも楽しかった。
でも、息子君にはハンデが必要かなあ。
娘の感想(中学生)
トランプのスピードが好きだから、このボードゲームも面白かった!
パパたちが出そうとしたところに割り込んで、カードを出せたのもスゴク気持ち良かった(笑)
息子の感想(小学生)
カードを出してたら変な料理が出来たりして面白かった!
でも、今度は勝ちたいな~。
家族で盛り上がれる? 音速飯店の評価
具材カードをドンドンと出していき、いち早く手元のカードを無くしたプレイヤーが勝利!
今回はそんなシンプルなルールで、小さな子供でも遊ぶことが出来る音速飯店を遊んでみました。
スピードが重要となるカードゲームなので苦手は人はとことん苦手かも、というのが第一印象。
(応用ルールは苦手な人用なのかな?)
ただこのゲームの盛り上がりの前では、そんな苦手意識も吹き飛びます。
みんなで声を出しながらカードを出していく。そんな簡単なゲームなのに自然と場が盛り上がり、家族みんなでワイワイとずっと騒ぐことが出来ちゃいます!
とはいえ勝てないままだと詰まらないのも確か。
我が家では小学生の息子君がスピードについて行けず連敗してしまったので、手札枚数を減らしたり、カードを床に広げた状態でプレイさせています。
たったこれだけのことですが、一気に息子君の勝率が上がりました。
どうしても実力差が出てしまう場合は、応用ルールで遊ぶことができるのもありがたい点ですね。
かなり盛り上がるので、家族で遊ぶには最適なゲームです!
小学生との盛上り度 | ★★★★☆ |
中学生との盛上り度 | ★★★★☆ |
大人との盛上り度 | ★★★★☆ |
音速飯店の微妙な点
- カードが円形のため、カードのシャッフルがやりにくい
- 手札が多いため、小学生のように手の小さい人にはカードが持ちにくく出しにくい
音速飯店の良い点
- ルールが簡単で感覚的なので、すぐに覚えられる
- 声を上げながらプレイするので、場が盛り上がる
- 片付けがスゴク楽(ゲーム終了後は、蓋をすれば片付け完了)
- 応用ルールがあるのでスピード系が苦手な人でも遊べる
今回の記事はどうだったでしょうか?
他にも面白いボードゲームをたくさん紹介していますので、よかったら別の記事も読んでみてくださいね!!
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