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こんにちはツカヤです!
今回はかわいいキャラを駆使してダンジョン攻略に挑むカードゲーム モンスターメーカー(MONSTER MAKER)を遊んでみました!
1988年に翔企画より最初のモンスターメーカーが発売されたあと、2014年に「モンスターメーカー・リバイズド」としてリメイク。
そして2018年に新版モンスターメーカー(MONSTER MAKER)として2度目のリメイクが行われました。
海外のボードゲームがリメイクされることは割と多いのですが、国産のボードゲームがリメイクされるというのは結構珍しいですね!
TRPGやコミック、小説、ドラマCDなどメディアミックスも多岐に及んでいます。
親しみやすいキャラのイラストにシンプルなゲーム内容、ダイス運に左右される部分も多いため、実力差を気にせずに遊ぶことが可能というボードゲーム初心者にもおススメの作品です。
この記事では主に
- モンスターメーカーのルール
- モンスターメーカーを家族で遊んだ感想
について紹介しています。
商品情報 対象年齢:8歳~ プレイ人数:2~6人 プレイ時間:30分 発売元:株式会社アークライト ゲームデザイン:鈴木銀一郎 イラスト:九月姫 販売時期:2018年 販売価格:\3,850円(税込み) |
目次
モンスターメーカーってどんなゲーム?
モンスターメーカー(MONSTER MAKER)はRPGのようにダンジョンを攻略して、お宝をゲットすることを目的としたカードゲームです。
プレイヤーは夢幻迷宮と呼ばれるダンジョンを進みながら、モンスターを召喚して他プレイヤーを妨害。
誰よりも早くダンジョンの最奥でお宝をゲットし、無事生還することを目的としています。
プレイヤーはモンスターを召喚する力を持った「モンスターメーカー」という存在です
モンスターメーカーの内容物
モンスターメーカー(MONSTER MAKER)の内容物について紹介します。
①冒険カード
②宝物カード
③ゲーム進行カード
④往路/復路タイル
⑤帰還ボーナスタイル
⑥六面体ダイス
⑦説明書
①冒険カード
冒険カード:全125枚
内:キャラクターカード 30枚
モンスターカード 20枚
迷宮カード 50枚
回り道カード 5枚
宝の小部屋カード 10枚
トラップカード 5枚
聖職者カード 5枚
全カードはよくシャッフルして、各プレイヤーの中央に山札として配置しましょう。
いろいろな役割をもつカードがあるので、カードを引く度に一喜一憂できちゃいます!
キャラクターカード
キャラクターカード:30枚
モンスターと戦ってくれる頼もしい冒険者のイラストが描かれたカード。
シーフや戦士、エルフやドワーフといった様々な職業・種族が存在しており、カッコいいキャラや、かわいいキャラなど、見ていて飽きのこない魅力的なイラストはモンスターメーカーの大きな魅力の1つですね。
左上にキャラクターの戦闘力が書かれており、この数値を使ってモンスターとの戦闘を行います。
●例
「6D + 2」:6個のダイスを振り、その結果に「2」を足した値がその時の戦闘力です。
ダイス結果: 2 + 4 + 1 + 3 + 2 + 1 = 13 + ボーナス 2 = 戦闘力は15
モンスターカード
モンスターカード:20枚
他プレイヤーを妨害してくれる頼もしい(そしてクソ面倒臭い)カード。
迫力あり、愛嬌ありのさまざまなモンスターたちが描かれています。
左側に書かれた数字がモンスターの戦闘力で、この数字が高ければ高いほど強いモンスターってことですね。
画像のデュラハンの場合、戦闘力は「21」。強い。
強いモンスターを置かれるとホントに邪魔! 突破が大変なのでマ・ジ・で面倒臭いです(笑)
迷宮カード
迷宮カード:50枚
迷宮を進むためのカード。
10~40までの数字が存在し、このカードの数字が100以上になるようカードを出していきます。
回り道カード
回り道カード:5枚
他プレイヤーが召喚したモンスターを無視して、ダンジョンの先に進むことができます。
モンスターの強さガン無視なので、めちゃくちゃ強いです。
無敵!
宝の小部屋カード
宝の小部屋カード:10枚
お宝を1つゲットできるカード。
迷宮カードを同じように場にを出すことで、お宝をゲットすることができるので積極的に使っていきましょう!
トラップカード
トラップカード:5枚
山札から引いてしまうと手札を1枚残して強制で全捨てとなるカードです。
手札にシーフという冒険者を持っていれば、手札の全捨てを防ぐことが可能。
いやあ、このカードに何度泣かされたことか(笑)
聖職者カード
聖職者カード:5枚
通常の冒険者のように戦闘はできませんが、いろいろ便利な効果を持ったカード。
アンデットを問答無用で倒したり、戦闘後に捨て札となる冒険者を手札に戻す効果があります。
一家に1人聖職者っていうぐらい、手札にいると心強い!
②宝物カード
宝物カード:25枚
このゲームの目的となるお宝カードです。
よくシャッフルし、冒険カードの山札の横に置きましょう。
お宝にはそれぞれ価値が決められており、特殊な能力を持つものもあります。
③ゲーム進行カード
ゲーム進行カード:6枚
ゲームの流れについて書かれたカードです。
ゲームに慣れるまでは手元に置いておくと便利!
④往路/復路タイル
往路/復路タイル:6枚
プレイヤーがダンジョンを進んでいるのか、出口に戻っているのか、現在の状況を表すタイルです。
ダンジョンを進んでいるときは「往路」と書かれた面を、ダンジョンから戻っているときは「復路」と書かれた面を表にします。
⑤帰還ボーナスタイル
帰還ボーナスタイル:1枚
1番最初にダンジョンから帰還したプレイヤーが貰えるボーナスです。
貰えるプレイヤーは1人だけなので、ガンバって1番を狙いましょう!!
⑥六面体ダイス
六面体ダイス:6個
モンスターとの戦闘や、一部の特殊なお宝の価値を決定するさいに使用します。
⑦説明書
説明書:1冊
ゲームの設定やルールが書かれた説明書です。
モンスターメーカーの勝利条件
モンスターメーカーでは、ゲーム終了後に「ゲットしたお宝の総額」「帰還ボーナス(1着のみ)」「移動距離のペナルティ」の合計点を計算します。
計算の結果、もっとも点数の高かったプレイヤーが勝者です!
できるだけ高得点のお宝をゲットしたいですね!
モンスターメーカーのゲームの準備
モンスターメーカー(MONSTER MAKER)のゲームの準備について紹介します。
①冒険カードをシャッフルする
②宝物カードをシャッフルする
③往路/復路タイルを配る
④スタートプレイヤーを決定する
①冒険カードをシャッフルする
冒険カードをよくシャッフルしたあと、各プレイヤーに5枚ずつカードを配ります。
残ったカードは山札として各プレイヤーの中央に設置。
最初に配った手札の中に「トラップカード」が存在していた場合、その全てを他プレイヤーに見せてから「トラップカード」の枚数分、山札からカードを引き直します。 「トラップカード」は山札に戻してからシャッフルしましょう。 |
②宝物カードをシャッフルする
宝物カードをよくシャッフルし、冒険カード山札の横に宝物カード山札として設置します。
③往路/復路タイルを配る
往路/復路タイルを各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
ゲーム開始時は「往路」の面を表にしましょう。
④スタートプレイヤーを決定する
ダイスやじゃんけんなどで、スタートプレイヤーを決定。
このプレイヤーからゲームを開始します。
モンスターメーカーのゲームの流れ
モンスターメーカー(MONSTER MAKER)のゲームの流れについて紹介します。
①行動の選択
②手札の調整
①行動の選択
各プレイヤーは自身の手番ごとに下記4つの内から1つを選択します。
1度の手番で選択できる行動は1つなので、慎重な選択が必要です。
A:迷宮の移動
B:モンスターの配置
C:モンスターとの戦闘
D:手札の破棄
A:迷宮の移動
手札にある迷宮カードを1枚、自分の前に出します。
迷宮カードに書かれた数字が迷宮を進んだ距離です。
(例:迷宮カード 40 なら迷宮を40進んだことになります)
先の手番で迷宮カードを出していた場合、数字が見えるように重ねてカードを置きます。
迷宮カードが2枚出ていた場合、その合計が現在自身が進んだ迷宮の距離です。 迷宮カード:10 迷宮カード:40 上記の2枚が場に出ていた場合、迷宮を「50」進んだことになります。 |
モンスターカードが自分の場に出されていた場合、モンスターを倒すまで迷宮カードを出すことはできないので注意です。
場に出した迷宮カードの合計値が100以上になると、迷宮最奥の宝物庫に到着したことになります。
到着したプレイヤーは「到着!」とか宣言して、「宝物カード」の山札から1枚カードを引きましょう。
宝物カードに「オープン」と書かれていた場合、そのカードを表にして全プレイヤーに公開します。 宝物カードは最大で2枚までもつことができ、入れ替えも自由ですが「オープン」と書かれている宝物カードに関しては入れ替えることが出来ないので注意! 宝物カードの中には冒険を有利に進める効果を持ったものも存在しているので、宝物選びは慎重に。 |
宝物庫に到着したプレイヤーは往路/復路タイルを裏返して「復路」の面を表にします。
ダンジョンから戻る状態、ということですね。
往路の隣に新しく迷宮カードを出していき、その合計値が往路で出した迷宮カードの合計値を越えていればダンジョン脱出成功です。
ただし、往路の合計値を越えてしまった場合、その距離に応じてペナルティが発生するので注意。
●例
往路の合計値:100 復路の合計値:100 脱出成功。ペナルティなし
往路の合計値:100 復路の合計値:110 脱出は成功だが、超過した「10」分のペナルティ発生
B:モンスターの配置
他プレイヤーの迷宮カードの上に、手札のモンスターカードを1枚配置することができます。
モンスターカードを置かれたプレイヤーは、モンスターを倒すまで迷宮カードを置けないので注意。
往路に迷宮カードが1枚も置かれていないプレイヤーのところには、モンスターカードを配置することはできません。
宝の小部屋カードには数字は書かれていませんが、迷宮カード扱いなのでモンスターは配置可能です。
また、すでにモンスターカードが配置されているプレイヤーに対して、追加でモンスターを配置することはできません。
モンスターの群れがダンジョン攻略を妨害! はないので安心ですね
C:モンスターとの戦闘
自分の迷宮にモンスターカードが置かれていた場合、手札のキャラクターカードを任意の枚数出して戦闘を行うことができます。
戦闘で勝利すると、配置されたモンスターを捨て札に置くことが可能です。
(戦闘で敗北すると、モンスターはそのままダンジョンに居座り続けます)
使用したキャラクターカードは、勝敗に関係なく捨て札となります。
(聖職者カードを消費することで、使用したキャラクターカードのうち1枚を手札に戻すことが可能)
戦闘はキャラクターの総戦闘値と、モンスターの戦闘値を比較して行います。 戦闘値がモンスターと同等以上なら戦闘に勝利! (例 モンスターの戦闘値:20 冒険者の戦闘値:20ならプレイヤー勝利) 逆にそれ以下ならモンスターの勝利です。 (例 モンスターの戦闘値:20 冒険者の戦闘値:19ならプレイヤー敗北) |
キャラクターカードの戦闘値はダイスを振った結果に、ボーナスを足した合計値で決定されます。
キャラクターカードに「3D + 3」とあったら、ダイスを3個振り、その結果に「3」を足した値が戦闘値です。
キャラクターカードを複数出していた場合、それぞれの戦闘値を合計した値がプレイヤー側の戦闘値となります。
(キャラクターAの戦闘値:10、キャラクターBの戦闘値:15 プレイヤーの戦闘値は「25」)
なお、回り道カードや聖職者カードを使うことで、キャラクターカードを消費しなくてもモンスターを倒すことが可能です。
(聖職者はアンデット限定)
D:手札の破棄
任意の枚数、手札のカードを捨てることができます。
実質のパスですが手札が偏っているときなど、状況を変えるときに有効です。
なお、0枚捨てる(?)ということも可能。
日本語的に意味が分からないけど、ルール的に問題ないのでよし!
②手札の調整
A~Dの行動選択が終了したら、最後に手札調整を行います。
ここで手札が5枚になるように「冒険カード」山札からカードを補充。
手札が4枚なら1枚補充、手札が残り2枚なら3枚補充という形ですね。
なお、補充は1枚ずつではなく1度に行います。
手札補充のさいに山札が無くなった場合、捨て札となっている冒険カードをすべて回収しシャッフル。
それが新しい山札となります。
●トラップカードを引いた場合 補充した手札の中に「トラップカード」が存在した場合、手札を1枚だけ残して、他のカードをすべて捨てなくてはなりません。 そのさい「トラップカード」自体も捨てる必要があります。 「トラップカード」を複数枚引いたとしても、残す手札枚数は変わりません。 プレイヤーは次の手番を手札1枚で迎える必要があります。とってもツラい! 手札に「盗人(シーフ)」のキャラクターカードがあった場合、全プレイヤーに公開することで「トラップカード」の効果を無効にすることが可能。 なんて心強い! 手札補充時に「盗人(シーフ)」と「トラップカード」を同時に引いた場合、そのまま「トラップカード」を無効にできます。 |
モンスターメーカーのゲーム終了の流れ
1番最初にダンジョンから帰還したプレイヤーは「帰還ボーナス100G」をゲット!
その後、モンスターメーカーはゲーム終了に向けて動き始めます。
その後もゲームは続きますが、残ったプレイヤーは手札の補充を行わずにゲームを続けなくてはいけません。
残った手札でやりくりする必要があるってことですね
「全員からダンジョンから帰還する」または「手札がなくなる」とゲーム終了、勝利判定に移行します。
●勝利判定 勝利判定では持ち帰った「宝物カード」の価値 + 「帰還ボーナス」 - 「距離のペナルティ」の合計値を計算します。 各プレイヤーで得点を比較し、もっとも得点の高いプレイヤーが勝者です! 同点の場合は、同点となったプレイヤー全員が勝者となります。 全員勝者なんてイヤだ! 絶対に白黒つけたい! という人は、もう1ゲーム続けてみてもOKです。 |
モンスターメーカーを家族で遊んだ感想
珍しく妻が購入を希望したので、嬉しくなって迷わず購入した一品(笑)
何度もリメイクされた歴史あるゲームだけあって、シンプルながら中々に奥深い。
良くも悪くも運要素が強いからヒドイときは何も出来ないけど、だからこそ結果に一喜一憂できる!
まあ、私はサイコロ運がクソザコなのでだいたい悪い結果に落ち着くんだけど(笑)
子どもたちも楽しく遊んでくれていたし、個人的にはかなりの名作だと思う。
妻の感想
運要素も強いけど、意外とそれだけじゃなくて戦略的な考えも必要になってくるから面白い。
昔リメイク前の作品を遊んだことがあるんだけど、思い出補正もあってかなり楽しめた!
今後もいろいろおススメを教えて欲しいなあ
娘の感想(中学生)
迷宮カードやキャラクターカードの使いどころを考えたり、誰をモンスターで妨害するか考えたり、いろんな戦略要素があって面白かった!
少し前までは結構勢い任せのプレイだったのに、いろいろ考えてプレイしている様子がみれて嬉しい限り。
息子の感想(小学生)
ダンジョンに現れたモンスターをやっつけるのが楽しい!
息子君は純粋にダンジョン攻略を楽しんでくれたみたいですね
モンスターメーカーの評価
今回はかわいいキャラでダンジョンを攻略する大人気カードゲーム モンスターメーカー(MONSTER MAKER)を遊んでみました!
ダンジョンに潜って帰るだけ! というとてもシンプルな作りながら、モンスター召喚による妨害やお宝の選別、手札の取捨選択とさまざまな考える要素があり、とても奥深い作品となっています。
モンスターとのバトルに関しても、基本的にはサイコロを振るだけという簡単なものですが、サイコロ運に左右されるからこそ勝利が保証されず、毎回ハラハラとした緊張感を味わうことができるんですね!
良くも悪くも運要素が強いゲームなので、ボードゲーム初心者から上級者、子供から大人まで実力差を気にせずに遊ぶことができます。
微妙な点としては、運要素が強いこと。
良い点としてもあげましたが、同時に微妙な点としても機能してしまいます。
補充したカードの内容、ダイスの結果など、さまざま部分で運が絡んでくるため、場合によっては何も出来ないままゲームが終了! なんてことも普通にありえるんですね。
実際、始めてプレイしたときの私はほとんど迷宮を進むことができないまま終わってしまいました。
小学生との盛上り度 | ★★☆☆☆ |
中学生との盛上り度 | ★★★☆☆ |
大人との盛上り度 | ★★☆☆☆ |
モンスターメーカーの微妙な点
- 手札次第ではなにも出来ないときがある
モンスターメーカーの良い点
- キャラのイラストがかわいい!
- 短時間でサクッと遊べる
- シンプルなのにハラハラとしたバトルが楽しめる
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