※この記事には広告表現を含みます
こんにちはツカヤです!
今回はイングランドでおきた実際の戦争をモチーフにした2人用陣取りボードゲーム ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)を遊んでみました!
1999年にKOSMOS社から発売されたあと、2021年にリゴレから日本語版が発売された名作ボードゲーム。
お洒落なコンポーネントに、シンプルながら奥深いゲーム性。
個人的にかなりおススメのボードゲームです!
この記事では主に
- ローゼンケーニッヒのルール
- ローゼンケーニッヒを家族で遊んだ感想
について紹介しています。
目次
ローゼンケーニッヒの概要
商品情報 対象年齢:10歳~ プレイ人数:2人(または4人) プレイ時間:30分 発売元:リゴレ ゲームデザイン:Dirk Henn(ディルク・ヘン) 日本語版販売時期:2021年 販売価格:\3,850円(税込み) |
ローゼンケーニッヒってどんなゲーム?
ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)は1455年から1485年にかけてイングランドの覇権を求めたヨーク家とランカスター家の戦争をモチーフにした2人用陣取りゲームです。
お洒落なデザインのカードと木駒を駆使して、より多くの領地をゲットしたプレイヤーが勝利というシンプルなルールながら、駆け引きあり、悩みどころあり、運要素有の奥深いボードゲームとなっています。
ローゼンケーニッヒの内容物
ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)の内容物を紹介します。
①ゲームボード
②紋章コマ
③王冠コマ
④進軍カード
⑤騎士カード
①ゲームボード
ゲームボード:1枚
縦9マス×横9マスの四つ折りにされたゲームボードです。
左右に赤薔薇と白薔薇のおしゃれなデザインの紋章が描かれており、これがカードを置く向きの基準となります。
とにかくお洒落なデザインなので、見てるだけでワクワクしてきますね!
息子君は背景の塔が重要なものだと指摘していましたが、背景には特に意味はないです(笑)
②紋章コマ
紋章コマ:52個(両面仕様)
赤と白のバラの紋章が描かれた木駒。
プレスチックではなく木製! なんとも優雅ですね~。
③王冠コマ
王冠コマ:1個
王冠を形をした木駒。
王冠駒は両プレイヤーで共有して使用。この駒を動かすことで、領土を増やすことができます。
④進軍カード
進軍カード:48枚
コマが進める方向と、マス数が描かれたカード。
このカードを使用することで、王冠駒を動かすことができます。
⑤騎士カード
騎士カード:8枚(赤白 各4枚)
騎馬に騎乗した騎士の描かれたカード。
進軍カードとセットで使用することで、敵プレイヤーの木駒をひっくり返すことができます。
流石騎士、頼もしい!
ローゼンケーニッヒのゲームの準備
ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)のゲームの準備について紹介します。
①所属する陣営を選択
②紋章駒を配置
③進軍カードをシャッフル
④各カードと王冠駒を配置
①所属する陣営を選択
プレイヤーは赤薔薇のランカスター家か、白薔薇のヨーク家のどちらの領主になるか選択します。
(赤薔薇の領主がスタートプレイヤー)
陣営の選択方法は自由。
ジャンケンでもサイコロでもOK。
赤薔薇の領主はゲームボードに描かれた赤薔薇の紋章の正面に、白薔薇の領主は白薔薇の紋章の正面に座ります。
②紋章駒を配置
紋章駒をゲームボードの横に配置しましょう。
小箱を用意しておくと、コマがバラバラにならないので便利です。
③進軍カードをシャッフル
進軍カードを良くシャッフルしたあと、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りはゲームボードの横に裏向きで配置しましょう。
④各カードと王冠駒を配置
プレイヤーは配られた進軍カードを表向きで自分の前に並べます。
このとき進軍カードに描かれている王冠と、ゲームボードに描かれている王冠が同じ向きになるように置きましょう。
進軍カード配置後、各プレイヤーは4枚ずつ自分の色の騎士カードを受け取り、進軍カードの横に配置。
最後に王冠コマをゲームボードの中央(太陽が描いてあるところ)に配置して準備完了です。
ローゼンケーニッヒのゲームの流れ
ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)のゲームの流れについて紹介します。
①行動の選択
②ターンプレイヤーの交替
①行動の選択
ターンプレイヤーは以下の3つ行動から必ず1つを選択。
なにも選択できない状況の場合は、強制的にパスが選択されます。
ただし、選択できる行動があるにも関わらず選択しない、ということは不可。
不利になるから行動を選択しない! ということは出来ないということですね
A:進軍カードを1枚使う
B:進軍カードと騎士カードをセットで使う
C:進軍カードを1枚引く
A:進軍カードを1枚使う
プレイヤーは所有している進軍カードの中から1枚を選択して使用します。
進軍カードに書かれた方向と距離に従って王冠コマを移動させたあと、王冠コマを置いたマスに自身のカラーを上にして紋章コマを配置。
(紋章コマの上に、王冠コマが置かれた状態になります)
●王冠コマを動かせない場所 1:移動先がゲームボード外になる場合 2:移動先に他プレイヤーの紋章コマが置かれている場合 |
●方向
進軍カードに描かれた剣の先端がコマを動かせる方向です。
剣の先端が右に向いていれば、右にコマを動かす。
●距離
進軍カードに描かれている王冠にⅠ、Ⅱ、Ⅲとギリシャ文字が書かれています。
その数字が王冠コマを動かせるマス数です。
進軍カードに描かれた剣の先端が右、ギリシャ数字がⅡの場合は、王冠コマを右に向かって2マス進めます
B:進軍カードと騎士カードをセットで使う
進軍カード使用時に、騎士カードをセットで使用することができます。
王冠コマの動きは進軍カードのみを使用したときと同様。
ただし、進軍カード単体で使用した場合と異なり、王冠コマの移動先に他プレイヤーの紋章コマが置かれていても移動することが可能です。
王冠コマ移動後、オセロみたいに紋章コマを裏返して自分のカラーに変更します。
領土を奪い取るイメージ?
他プレイヤーの領土を分断したり、自分の領土を増やしたり、強力な効果を発揮してくれます。
ただし、騎士カードの最大枚数は4枚。
また、補充されるタイミングもないため、使用するタイミングは慎重に選びましょう!
C:進軍カードを1枚引く
山札から進軍カードを1枚手札に加えます。
ただし、すでに進軍カードを5枚持っている場合はカードを引けません。
引いたカードは最初に配られた進軍カードと同様、必ず表向きにして置きましょう。
山札が尽きた場合は、捨て札を良くシャッフルして新しい山札とします。
②ターンプレイヤーの交替
ターンプレイヤーの行動終了後、手番を相手プレイヤーに移します。
この手順をゲーム終了まで繰り返しましょう。
ローゼンケーニッヒのゲーム終了条件
ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)では、以下のどちらかの状況になったときにゲームは即座に終了。
ゲーム終了後、得点計算に移ります。
●条件1
プレイヤー2人が連続してパスを選択したとき。
(進軍カードを使用できず、カードを引くこともできない状態)
●条件2
紋章コマがすべてゲームボードに置かれたとき。
ローゼンケーニッヒの得点計算方法
ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)では以下の方法で得点を計算します。
ぶっちゃけ結構面倒なので、電卓を用意しておくと便利です。
得点計算は領土の大きさによって決まります。
領土としてカウントされたマス数を2乗し、その合計数がプレイヤーの得点です。
縦か横で隣り合う紋章コマはひとかたまりの領土としてカウントされますが、斜めに配置された紋章コマは領土にカウントされないので注意! |
領土Aのマス数:10 = 得点100点(10の2乗)
領土Bのマス数:02 = 得点4点(2の2乗)
上記の場合、合計得点は104点となります。
領土の広さ | 得点 | 領土の広さ | 得点 |
1 | 1 | 11 | 121 |
2 | 4 | 12 | 144 |
3 | 9 | 13 | 169 |
4 | 16 | 14 | 196 |
5 | 25 | 15 | 225 |
6 | 36 | 16 | 256 |
7 | 49 | 17 | 289 |
8 | 64 | 18 | 324 |
9 | 81 | 19 | 361 |
10 | 100 | 20 | 400 |
ローゼンケーニッヒのレビュー
優雅な雰囲気のコンポーネントに惹かれて、思わず購入してしまった陣取り系ボードゲーム。
箱に描かれたイラストも、ゲームボードに描かれたイラストも、どれもとにかくお洒落!
ゲーム自体は見た目に反してシンプルで、誰でも簡単に遊べる点が良い感じ。
じゃあ、底の浅いゲームなのかというとそうじゃない!
オープンにされた進軍カードから、相手の次の手を読んだり読まれたり、切り札の騎士カードをいつ使うのか。
簡単ではあるものの奥深いゲーム性もあり、プレイしていると思わず無言で考え込んじゃう。
2人用ボードゲームの名作と呼ばれているのは伊達じゃなかった!
妻の感想
相手の手札から行動を読む戦略性があったり、運要素があったり、盛り沢山で面白いゲーム。
なんだけど、このゲームは性格の悪い人が強いから私には向いてないかな。
連続でパスに追い込まれたのがよっぽど嫌だった模様(やった張本人)
娘の感想(中学生)
オープンされてる手札から相手の先を読んだりするところが面白かった。
あんまり上手くは読めなかったけど(笑)
と言いつつ、大人組と勝負しても結構接戦でしたね~
息子の感想(小学生)
少しずつ土地が増えていくところとか、騎士カードを使って敵の土地を取るところとかが面白かった!
2人用対戦ゲームは嫌がる傾向にあるのですが、今回は楽しんでくれたみたいで良かった
ローゼンケーニッヒの評価
今回はお洒落すぎるコンポーネントが目印の名作2人用陣取りボードゲーム ローゼンケーニッヒ(ROSENKONIG)を遊んでみました!
コンポーネントは全てにおいて優雅雰囲気を放っており、持っているだけでお洒落な気分になれます。
ゲーム性はシンプルで誰でも遊べる内容ながら、真剣にやり出すと思わず黙り込んでしまう奥深さがあり大人でも十分に楽しめる内容。
名作と言われるのも納得のボードゲームでした。
微妙な点としては、得点計算が結構面倒な点。慣れてくるとそうでもないのですが、どうしても数字が大きくなってくるので計算機がないと大変です。
また、運要素があるとはいえ実力差が出やすい点も子供と遊ぶ場合は微妙なところ。
小学生との盛上り度 | ★★☆☆☆ |
中学生との盛上り度 | ★★★★☆ |
大人との盛上り度 | ★★★☆☆ |
ローゼンケーニッヒの微妙な点
- 得点計算が大変
- 実力差が出やすい
ローゼンケーニッヒの良い点
- コンポーネントがとにかくお洒落!
- シンプルながら奥深いゲーム性
今回の記事はどうだったでしょうか?
他にも面白いボードゲームをたくさん紹介していますので、よかったら別の記事も読んでみてくださいね!!
にほんブログ村
コメント