「音速飯店」応用ルールを含めた遊び方と家族で遊んだ感想を徹底紹介

2023年07月

※この記事には広告表現を含みます

こんにちは、ツカヤです!

今回は手札のカードをすばやく出して料理完成を目指すスピード勝負の白熱カードゲーム 音速飯店を遊んでみました!

この記事では主に

  • 音速飯店の基本ルールと応用ルール
  • 音速飯店を家族で遊んだレビュー
  • 音速飯店の魅力

について紹介しています。

 

家族と盛り上がれるボードゲームを探している人や、購入するか悩んでいる人は、音速飯店の基本ルールや応用ルールを知りたい人はぜひ参考にしてみてください!

 

対象年齢:6歳~
人数:2~6人
プレイ時間:15分
準備:カード、中華トレイ、メニュー表
発売元:株式会社すごろくや

ゲームデザイナー:
SAKURA-GO-ROUND
イラスト:CHIHIRO YOSHIDA
販売価格:¥1,320(消費税10%込)

音速飯店ってどんなゲーム?

「音速飯店」は「タン」や「メン」「チャー」などの具材カードを、中華料理を作るようにスピード勝負で中央のトレイにカードを重ね、いち早く手札のカードを無くすことを目的としたボードゲームです。

ルールがシンプルで悩む要素がなく、ゲーム中は無心になってカードを出していくことになります。

トランプのスピードをイメージしてもらうと分かりやすいですかね

後述する応用ルールでは、一転して反射神経を必要としなくなります。

音速飯店の内容物

「音速飯店」の内容物について説明します。

・具材カード 57枚
・とりけしカード 3枚
・中華トレイ 1個
・説明書

具材カード

「メン」や「ラー」「チャー」「タン」といった料理名の一部が書かれた円形のカードです。

この具材カードを中華料理名と一致する順番で素早く出していきます。

1枚目「タン」
2枚目「タン」
3枚目「メン」

1枚目「ミソ」
2枚目「ラー」
3枚目「メン」

といった具合ですね。

とりけしカード

とりけしカードは具材カードではない特別なカードです。

このカードでは料理を作ることはできません。

料理名が完成する前に割り込むように、とりけしカードを出すことで現在の料理作りを取り消すことができるんですね。

1枚目「タン」
2枚目「タン」
3枚目「とりけし!」

みたいな感じですね。

とりけしカードが出された場合は、また始めから料理名完成を目指します。

手札の具材カードを出すチャンスが潰されるので、他プレイヤーからするとたまったものではありません(笑)

なお、とりけしカードは料理名と料理名の合間には出せないので注意です。

「ラー」「メン」で終わった直後には出せないってことですね。

出せるのは「ラー」のあとなど、料理を作っている最中になります

中華トレイ

具材カード及びとりけしカードを入れるための中華トレイ型の器です。

この中華トレイの中に容赦なくカードが叩き込まれていくので、傍から見ているとなかなかの迫力ですよ(笑)

昔のラーメン丼を彷彿とさせるデザインなので、個人的にホッコリしました。

説明書

「遊び方」や「勝利条件」「応用ルール」が書かれています。

また、ゲーム進行で重要となる「お品書き」も書かれているので、ゲームに慣れるまでは必須です。

ゲームが白熱してくると、お品書きにないオリジナル料理が爆誕するというルール違反が発生することもあるので目を光らせておきましょう(笑)

ツカヤ
ツカヤ

エビ! ラー! メン!

よし上がり!!

息子
息子

パパ、そんな料理ないよ

音速飯店のゲームの準備

「音速飯店」を始める前の準備について説明します。

①中華トレイを設置する
②カードをシャッフルする
③カードをプレイヤーに配る
④開始の合図

①中華トレイを設置する

全プレイヤーの中央にカードを入れるための中華トレイを設置します。

あまりシビアにする必要はありませんが、不公平になるので極端に1人のプレイヤーに寄せないように注意しましょう。

カードを置く距離が短くなるので、ハンデとして寄せるのはありかもです。

②カードをシャッフルする

とりけしカード3枚を含めた具材カード60枚をすべてシャッフルします。

ただ、カードが円形なためシャッフルはかなりやり辛かったですね。
(TCGも良くプレイするので、カードのシャッフルには馴れているつもりだったんですが)

もしやり辛いと感じたら、テーブルなどの平らな面にカードを広げてグチャグチャに混ぜるやり方がおススメです。

ただし、カードが傷つかないように注意。

③カードをプレイヤーに配る

カードシャッフル終了後、裏面(「音速飯店」と書かれた赤い面)が上になるように全プレイヤーに
均等にカードを配ります。

カードは1枚も残すことなく配り、ゲーム開始までカード表面は見てはいけません。

④開始の合図

カードが配り終わり、全プレイヤーの心の準備が完了したら「ちゅうも~ん!」の合図でゲームスタートです。

やる気が溢れすぎてフライングしないように注意しましょう。

ルール違反ですからね(笑)

音速飯店のゲームの勝利条件

試合を繰り返し1人だけがカードを出し切り、他のプレイヤーが脱落したらその人が優勝です!

もし誰もあがれないまま「今出せるカードがない詰み状態」になった場合は、手持ちのカードがもっとも少ない人が優勝です。(優勝者が2人以上の場合もあり)

音速飯店のルールとゲームの流れ

「音速飯店」のルールとゲームの流れを紹介します。

①料理名のはじまりとなる具材カードを出す
②料理名の続きとなる具材カードを出す
③料理名が完成したら次の具材カードを出す
④試合終了と繰り返し
⑤優勝者の決定

①料理名のはじまりとなる具材カードを出す

開始の合図と同時に各プレイヤーは手札の具材カードを1枚ずつ早い者勝ちで中華トレイに入れていきます。
(「音速飯店」にターンというお行儀の良い概念はありません!)

具材カードを出すときは、その具材名を大きな声で呼びながら出しましょう!

最初はこのルールを知らずに無言でカードを出していたのですが、全然盛り上がりませんでした。

声を出すのってスゴク重要!

ただし、注意が1つ。

最初に出す具材カードは、料理名の始まりとなるカードである必要があります。

「ラー」や「タン」「チャー」といったカードを出すことはできますが、「メン」や「ハン」「マイ」といったカードは出せないということですね。

最初に出せるカードの例
「ラー」「シオ」「タン」「チャー」

②料理名の続きとなる具材カードを出す

最初に出された具材カードの続きとなる具材カードを出していきます。

「ラー」が場に出ていた場合、次に出せる具材カードは「メン」といった具合ですね。

料理名の順番を入れ替えてカードを出すことは出来ないので注意!

「タン」「メン」「タン」みたいにカードを出すのはダメってことですね。

具材カードは1枚ずつ出す、具材名を叫ぶ、といった基本ルールはそのままです。

③料理名が完成したら次の具材カードを出す

料理名が完成したら、次の料理名完成を目指してカードを出します!

料理名の始まりとなる具材カードであれば、なにを出してもOK。

早もの勝ちなので、ガンガンカードを出しちゃってください。

最初に出せるカードの例
「ラー」「シオ」「タン」「チャー」

④試合終了と繰り返し

手持ちのカードを全て出し切った人から「あがり!」と宣言してゲームから抜けていきます。

ただし、音速飯店はまだまだ終わりません!

残ったプレイヤーは、下記の条件が満たされるまでゲームを続行します。

  • 手札の残ったプレイヤーが1人だけになる
  • 複数のプレイヤーは今出せるカードが無い<詰み状態>になる

手札を失くすことが出来たプレイヤー以外は、そこで脱落です。

脱落しなかった残りプレイヤーで、再度ゲームを開始します。

⑤優勝者の決定

①~④の手順を繰り返し、1人のプレイヤーだけが手持ちカードを出しきり、他プレイヤーが全て脱落したらゲーム終了!

残った1人のプレイヤーが音速飯店の優勝者です!

音速飯店の応用ルールについて

音速飯店ではスピード勝負の基本ルール以外にも、2つの応用ルールがあります。

その名も「美食衰弱」と「気紛賄飯」!!

「美食衰弱」は神経衰弱を、気紛賄飯は麻雀的なゲームだと思うとイメージしやすいですかね。

●2つの応用ルール
①美食衰弱
②気紛賄飯

①美食衰弱(応用ルール1)

1つ目の応用ルール「美食衰弱」は裏向きに広げられたカードをめくっていき、お品書きにある料理名を完成させることを目的とした遊び方です。

ちょっと変わった神経衰弱って感じ。

●ゲームの準備
①全カードを裏向きの状態で重ならないように広げる

②じゃんけんなどの適当な方法で、スタートプレイヤー(料理長)を決定する
 ゲームの進行はスタートプレイヤーから時計回りに進む

●ゲームの流れとルール
①ターンプレイヤーは裏向きになったカードを1枚ずつめくっていく

②めくったカードがお品書きにある料理名と一致すれば、そのカードを受け取ることができる
 
 料理名は順番が通りなくてもOK
 (1枚目「メン」 2枚目「ラー」 3枚目「シオ」でも大丈夫)

 料理を揃えたプレイヤーは、続けてカードをめくることができる

③料理名が揃わなかったらカードを裏向きに戻して、次のプレイヤーに手番を移す

④この流れを繰り返し、全プレイヤーが「もう揃わない!」と同意したらゲーム終了。
 獲得したカードを枚数を数え、もっとも枚数の多いプレイヤーが勝利!!

なお、2枚のカードをめくった時点で料理名が完成していた場合、3枚目をめくって別の料理名を狙ってもOKです。

ツカヤ
ツカヤ

「ラー」「メン」で料理名は完成したけど、もう1枚めくって「シオ」「ラー」「メン」を狙ってもOKってことですね

②気紛賄飯(応用ルール2)

2つ目の応用ルール「気紛賄飯」は山札からカードを1枚引いて1枚捨てるを繰り返し、料理名を揃えることを目的とした遊び方です。

麻雀が近いのかな?

●ゲームの準備
①全カードをよくシャッフルし、各プレイヤーにカードを配る。残ったカードは山札とする
 プレイヤー2~4人:7枚
 プレイヤー5、6人:5枚

②じゃんけんなどの適当な方法で、スタートプレイヤー(料理長)を決定する
 ゲームの進行はスタートプレイヤーから時計回りに進む


●ゲームの流れとルール
①ターンプレイヤーは山札からカードを1枚引く

②料理名がそろったら自分の前に完成したカードを並べるか、場に出しているカードに引いたカードを足す
 料理名が完成せず、足すことも出来ない。または引いたカードを使いたくない場合は何もしなくてもOK

③手札の中からカードを1枚選択し、捨て札として場に出す

④手番を次のプレイヤーに移す


●ゲームの勝利条件
プレイヤーが2~4人のときは8枚、5・6人のときは6枚のカードを場に出すことができれば、そのプレイヤーが勝利!


●最後の1枚について
自分が勝つために必要な最後の1枚を誰かが捨てたら「いただきます!」と宣言して、そのカードをもらうことができる

もらった1枚と必要ならば手札のカードと組み合わせて場に出したら、そのプレイヤーの勝利!
カミヤ
カミヤ

捨てたカードで上がれると、かな~り悔しいです(笑)

音速飯店 家族レビュー

最初間違えて無言プレイした時はぜんぜん盛り上がらなくて、肩透かしを食らった気分でしたが、声を出してプレイした途端別物になりましたね。

もう場が盛り上がる盛上る!

意図せずにオリジナル料理が出来て笑い声が上がったり、料理名の宣言が被って負けた方が悔しそうにしたり。

家族みんなが笑顔になれる良ゲーでした!

妻の感想

最初はバカにしてたけど、思ったよりも楽しかった。
でも、息子君にはハンデが必要かなあ。

娘の感想(中学生)

トランプのスピードが好きだから、このボードゲームも面白かった!
パパたちが出そうとしたところに割り込んで、カードを出せたのもスゴク気持ち良かった(笑)

息子の感想(小学生)

カードを出してたら変な料理が出来たりして面白かった!
でも、今度は勝ちたいな~。

家族で盛り上がれる? 音速飯店の評価

具材カードをドンドンと出していき、いち早く手元のカードを無くしたプレイヤーが勝利!

今回はそんなシンプルなルールで、小さな子供でも遊ぶことが出来る「音速飯店」を遊んでみました。

 

スピードが重要となるカードゲームなので苦手は人はとことん苦手かも、というのが第一印象。
(応用ルールは苦手な人用なのかな?)

 

ただこのゲームの盛り上がりの前では、そんな苦手意識も吹き飛びます。

みんなで声を出しながらカードを出していく。そんな簡単なゲームなのに自然と場が盛り上がり、家族みんなでワイワイとずっと騒ぐことが出来ちゃいます!

 

とはいえ勝てないままだと詰まらないのも確か。

我が家では小学生の息子君がスピードについて行けず連敗してしまったので、手札枚数を減らしたり、カードを床に広げた状態でプレイさせています。

たったこれだけのことですが、一気に息子君の勝率が上がりました。 

どうしても実力差が出てしまう場合は、応用ルールで遊ぶことができるのもありがたい点ですね。

 

かなり盛り上がるので、家族で遊ぶには最適なゲームです!

小学生との盛上り度★★★★
中学生との盛上り度★★★★☆
大人との盛上り度★★★★☆

 音速飯店の微妙な点 

  • カードが円形のため、カードのシャッフルがやりにくい
  • 手札が多いため、小学生のように手の小さい人にはカードが持ちにくく出しにくい

 音速飯店の良い点 

  • ルールが簡単で感覚的なので、すぐに覚えられる
  • 声を上げながらプレイするので、場が盛り上がる
  • 片付けがスゴク楽(ゲーム終了後は、蓋をすれば片付け完了)
  • 応用ルールがあるのでスピード系が苦手な人でも遊べる

 

今回の記事はどうだったでしょうか?

他にも面白いボードゲームをたくさん紹介していますので、よかったら別の記事も読んでみてくださいね!!

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