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こんにちはツカヤです!
今回は算数オリンピック委員会理事長の若杉栄二氏を中心に、東京大学数学科の学生有志や数学オリンピック優勝者にして大道芸人の数学者ピーター・フランクル氏らが共同で開発した日本産のカードゲーム「アルゴ ベーシック」を遊んでみました!
遊びを通して論理的思考や、ひらめき、分析力が身に付くといわれており、有名な進学塾でも教材として使われているとのこと。
頭がよくなるゲーム、なんてキャッチフレーズもなかなかに挑戦的。
うう~ん。アルゴの遊び方はよほど難しく複雑なのか?
なんて不安が思わず頭に浮かんだり(笑)
はたして私の頭は良くなるのだろうか!!(違う)
※今回は2人用ルールを中心に紹介していきます。
この記事では主に
- アルゴの遊び方(ルール)
- アルゴを家族で遊んだ感想
について紹介しています。
商品情報 対象年齢:6歳~ プレイ人数:1~4人 プレイ時間:20分 発売元:株式会社学研ステイフル ゲームデザイン:算数オリンピック委員会 若杉栄二 販売時期:2002年 販売価格:\1,870円(税込み) |
目次
アルゴ ベーシックってどんなゲーム?
「アルゴ ベーシック」は相手の場に伏せられたカードの数字を推理して当て合う、というシンプルなカードゲームです。
ルールはとてもシンプルなものの、裏側にされたカードの数字を当てるのは一筋縄ではいきません。
自身のカードの内容や、すでにオープンされている相手カードの配置から、あれやこれやと推理を重ねていき、伏せカードの数字を推理。
これが意外と難しく、なにより面白い!
頭がよくなるゲーム、なんていうキャッチフレーズから身構えてしまいますが、ルールが簡単なだけに子どもにもすんなりと受け入れてもらえます。
アルゴ ベーシックの内容物
以下、「アルゴ ベーシック」の内容物です。
一人でも遊べるように、パズルの問題集が付いてるのはありがたいですね!
①アルゴカード :24枚
②ポイントチップ :40枚
③ルールブック :1冊
④詰めアルゴ パズル問題集:1冊
アルゴ ベーシックのゲームの準備
「アルゴ ベーシック」のゲームの準備について紹介します。
なお、今回の記事で紹介するのは2人用ルールについてです。
(プレイ人数が増加しても基本の動きは変化しません)
①親プレイヤーを決める
②カードを配る
③カードを並べる
①親プレイヤーを決める
黒色、白色の両方のカードをよくシャッフルして山札とします。
その後、山札から1枚ずつカードを引き、小さい数字を引いたプレイヤーが親プレイヤーです。
同じ数字だった場合、黒色のカードを引いた方が親プレイヤーとなります。
②カードを配る
①で引いたカードを山札に戻してシャッフルしたあと、親プレイヤーが各プレイヤーに4枚ずつカードを配ります。
残った山札は場の中央に配置しましょう。
③カードを並べる
各プレイヤーは配られたカードの数字を他プレイヤーに見えないように確認します。
確認したカードは以下のルールに従って並べ替え、自身の前に配置。
これが初期の手札となります。
●カードの並べ方
ルール①
配られたカードは自分から見て左から右へ、数字の小さい順に1列に並べます。
ルール②
同じ数字の場合、白色よりも黒色の方が小さいため、黒色を左側に白色を右側に並べます。
ルール③
ゲームプレイ中、山札から引いたカードはルール①②に従って場のカードに加えます。
アルゴ ベーシックの遊び方
「アルゴ ベーシック」の遊び方について紹介します。
①山札からカードを1枚引く
②カードの選択
③アタックする
④ターンプレイヤー交替
①山札からカードを1枚引く
親プレイヤーをスタートプレイヤーとしてゲームを始めます。
ターンプレイヤーは山札の上からカードを1枚引き、その数字を他プレイヤーに分からないように確認しましょう。
②カードの選択
ターンプレイヤーは相手プレイヤーの伏せカードの中から、攻撃(アタック)するカードを選択します。
始めのうちは相手プレイヤーの伏せカードは推理できないので、ぶっちゃけ勘でOK。
「当てずっぽうなんてイヤだ!」
という人は、自分の伏せカードの中からある程度絞るのもアリ。
最初は当たる訳ないだろ~。
なんて油断してたら、勘の良い息子に序盤から当てられて焦りました(笑)
③アタックする
山札から引いたカードを裏返しにしたまま、選択した伏せカードの前に配置。
カードを置いたら、推理した数字をハッキリと宣言しましょう。
この行為をアタック、といいます。
※アタックはターン毎に必ず行う必要あり
アタックされた他プレイヤーは数字が合っていたら「イエス」、間違っていたら「ノー」と宣言します。
●アタック成功時と失敗時の動き ■アタック成功時(イエスの場合) アタックが成功した場合、相手プレイヤーは伏せカードをオープン。 その後、アタックが成功したプレイヤーは以下の行動の内1つを選択します。 A:アタックを続ける 先程アタックに使ったカードを使い、続けてアタックにチャレンジ! このチャレンジは、相手プレイヤーに「ノー」と言われるまで続けることが可能です。 もちろん、自信が無ければ途中でやめてもOK。 (その場合、後述するBの行動を選択することになります) アタックが失敗し「ノー」と言われた場合、アタックに使ったカードをオープンした状態で自身の伏せカードの列に加えます。 加える際のルールは最初にカードを並べたときと同じです。 B:ステイする アタックをやめて、先程アタックに使ったカードを伏せたまま自分の伏せカードの列に加えます。 加える際のルールは最初にカードを並べたときと同じです。 アタックが失敗すると相手プレイヤーに情報を与えてしまうため、ムリに攻める必要はありません。 ■アタック失敗時(ノーの場合) 相手プレイヤーに「ノー」と言われた場合、プレイヤーはアタックに使ったカードをオープンした状態で自分の伏せカードの列に加えます。 |
勢いに任せて攻撃するか、情報を与えないために引くのか。
状況を冷静に見極め、戦略を立てましょう!
④ターンプレイヤー交替
アタック失敗時、またはステイを選択した場合、ターンプレイヤーを交替します。
攻撃と防御が入れ替わるわけですね。
この手順を繰り返し、相手プレイヤーの伏せカードを全てオープンしたプレイヤーがそのラウンドの勝者です。
2ラウンド終了した時点でゲームは終了。
アルゴを遊んだ家族の感想
頭のよくなるゲームとか、論理的な思考が身に付くという評価を聞いていたので、小難しいカードゲームなのかな?
なんて身構えていたけど、ゲーム内容自体はものすごくシンプルでいい意味で拍子抜け(笑)
数字を当てるだけですからね。
ただし、そのルールのシンプルさに反して奥は深かった!
オープンされたカードの並びや手持ちのカード、山札から引いたカード。
それらの情報から推理してアタック!
これが結構難しいんだけど、しっかり考えるとそれなりに絞れてくる。
「あれ? 俺以外と考えられてるじゃん!」
みたいにだんだん気持ち良くなってくる(笑)
論理的な思考が身に付くとか、推理力が身に付くとか言われるのも納得の出来だった。
妻の感想
常に虫食い算を求められるから数学的な考えは身に付くと思う。
理論的な思考が必要なボードゲームの入り口としては丁度いいんじゃないかな?
私は結構好きなボードゲームだね。
ぐぬぬ、ぜんぜん妻に勝てない。あとで覚えてろよ!
娘の感想(中学生)
シンプルなのに読み合いが楽しめるのが面白かった!
ただ、私は運が悪いみたいで予想されやすい手札が良く来るから、2人対戦よりは4人対戦の方がいいかな。
その方が実力勝負してる感じがしていい。
流石に配られたカードが1、2、3、5だったのには笑いましたね~。
引いたカードも4だったし。
娘はアルゴの神(?)に見放されているようだ(笑)
息子の感想(小学生)
カードの数字当てられたとき、すごく気持ち良かった!
まだ、お姉ちゃんに勝てないから、もっと当てられるようになりたいな~。
息子君が乗り気だったのは個人的に意外だったけど、楽しんでくれたようで良かった
まとめ
今回は頭のよくなるゲームという挑戦的なキャッチフレーズの日本産カードゲーム「アルゴ ベーシック」を遊んでみました!
シンプルなルールに反した奥深いゲーム性があり、サクッと短時間で終わる。
準備も片付けもすぐにできるので、寝る前のちょっとした時間にも気軽に遊べるのも好印象。
子供には嫌がられるかなあ、とも思ったのですが、意外と喰いつきもよく意欲的に遊んでくれました。
シンプルな遊び方が良いのかな?
また、最初の頃こそ考えなしのアタックが目立ってヤキモキしましたが、回数を重ねるごとにだんだんと精度が上がっていき、成長の速さに驚かされましたね。
微妙な点としては運に左右される部分が少ない(たま~に運悪すぎ!ってときもありますけど)ので、実力差が出やすいところ。
自分が当てられないので一方的にボコボコにされる、なんてことも珍しくないので、子どもと遊ぶときはハンデを設けるなど遊び方を考える必要があると思います。
小学生との盛上り度 | ★★★☆☆ |
中学生との盛上り度 | ★★★☆☆ |
大人との盛上り度 | ★★★☆☆ |
アルゴの微妙な点
- 実力差があると一方的な展開になる
アルゴの良い点
- 論理的な思考力や推理力が身に付く
- サクッと遊べるので短時間で楽しめる
- 遊び方がシンプルなのですぐに覚えられる
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